わさびはアブラナ科多年生草本で、日本特産のものです。根茎が肥大しており、青茎と赤茎があり、青茎種のほうがより辛く、粘りもあります。いずれも根茎に上品な香りと辛味を持っています。水のきれいな渓流の冷涼な砂地に自生しているものを改良して栽培したもので、天城わさびが有名です。一年に約三センチメ―トルしか成長せず、生育に長い年月を要するため、わさびダイコンや西洋わさびで代用することが多くなっています。乾燥して粉末にしたのが粉わさびで、市販の大部分は、代用物を原料にしています。わさび漬けは、根の子イモの部分や葉柄などで作っています。
わさびは体をあたためる働きがあり、冷え症の方にも効果的です。昔は入用剤としても使われ、これは葉をきざんで、浴用としました。殺菌効果とともに血行をよくするので、体をあたためてくれます。
わさびの辛味が胃を刺激して胃液の分泌を促し、胃の消化を助けます。そのため胃のもたれにも効果があります。その場合、ごく少量を飲みます。
わさびの味が胃を刺激して食欲を増進させます。食べ物の臭みを消したり、わさび独特の風味で食欲増進させます。
わさびの辛味と香りが、腸を消毒してくれます。刺身や、にぎりずしに必ず用いられるのは、「魚毒を消す」と古くからいわれてきましたが、昔の人の知恵というべきでしょう。飲み薬としても使われますが、これは根茎をきざみ、煎じて飲むといいでしょう。
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