ワカメは、コンブに次いで、重要な海藻です。黒潮海流を主産地として、岩手から九州にに至る太平洋岸、室蘭から津軽海峡、日本海沿岸と、広い範囲で採取されます。春から夏にかけて成長する一年草で、体形によって、南部ワカメと鳴門ワカメに大別され、そのまま干したもの、熱湯処理したもの、塩蔵ものなどがあります。品質はよいものは、水にひたしたとき、溶けくずせず、赤味を帯びていないものです。
ワカメは体の粘膜を丈夫にするビタミンが多く含まれ、そのうえヨードが含まれているので、寒い季節には体をあたためてカゼをひきにくくします。
ワカメには腸の働きを活発にするミネラルが多く、腸の老廃物を取り除くとともに、血液をきれいにします。また毛髪をよくする成分もあり、肌や毛髪をきれいにします。
ワカメはビタミンB2が豊富なので、ビタミンB2が不足すると起きる口角炎や口唇炎を防ぎます。
ワカメのヨードは甲状腺ホルモンの材料として欠かせないものです。ヨードが不足すると甲状腺の働きが悪くなり、甲状腺がはれて、頸部にコブができたりします。
ワカメにはアルギン酸が含まれており、ナトリウムを排泄する作用があり、高血圧を防ぎます。高血圧の原因ともなりかねないミソ汁には塩分が多く含まれているので、ミソ汁にワカメは合理的といえます。
ワカメにはカルシウムが多く含まれているので、骨の硬度を保ちます。カルシウムが不足すると、骨が軟らかくなり骨軟化症や、骨がカスカスになって異常骨折をしたりする骨粗鬆症などになります。
ワカメはカルシウム不足からくる精神の不安定、イライラなどの自律神経失調症を防いでくれます。
ワカメにはヨード、カルシウム、リン、鉄分、そしてビタミンA、B2と栄養が豊富なので、体の生理機能全体を正常にする働きがあります。
ワカメの中に含まれているヨードは、腸内でのコレステロールの吸収を防ぐ働きがあります。このためコレステロールによる動脈硬化を起こしにくくする効果があります。
ワカメは鉄分が豊富ですので、鉄欠乏性貧血には効果があり、ヘモグロビンをつくり出して、貧血をなおしてくれます。
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