山芋は中国の原産で、野生種と栽培種があり、現在日本にあるのは十三種です。普通市販されているのは、「長いも」と「大和いも」です。またとろろ汁にしてよく用いますので、とろろイモともいいます。肉質がち密の上、粘り気のもっとも強いものですが、生育が遅く、長さ六十センチメートルほどになるのに三年から四年ほどかかります。そのため、栄養価は高く、強壮にいいとされています。
山芋に含まれているさまざまな酵素が腸内細菌の性状をよくすることで腸粘膜の機能を高めてくれます。山芋の豊富な酵素がしっかりした体細胞をつくりあげ、丈夫な体にしてくれます。ただし、これらの酵素は熱を加えると酵素作用が失われるため、とろろ汁のだし汁は人肌程度にさましてから加えるとよいでしょう。
山芋のムチンを含んだ刺激性物質であるホモゲンチジン酸には、外用することで女性の性感を高める働きがあります。副作用や害のない湿布薬として、明治政府が禁止するまで市販されていました。
山芋のヌルミには、グロブリンとマンナンが含まれ、これがすぐれた強壮効果をあらわします。このためスタミナの増強がはかられ、基礎体力がつきます。また、体が弱く、病気にかかりやす人を健康にしてくれます。
山芋の強壮効果や、スタミナの増強にとどまらず、生殖器の障害を取り除いてくれます。常食することによって、胃腸の強化をはかり、体内の病気を自然に治す働きが生殖器の機能をも高めるのです。
山芋をむし焼きにして、やわらかくなったところで、砂糖をつけて食べると痰を取り除いてくれると、漢方で使われています。
山芋を常食していると胃腸が強くなり、膵臓からインシュリンの分泌を正常にし、よけいな負担を膵臓にかけることもなくなります。
また、山芋に含まれた酵素や、グロブリンとマンナンなどの働きで胃腸によけいな負担をかけず、逆に胃腸を強化し、心身を丈夫にします。
乾燥した山芋を煎じて飲むと下痢に効きます。
山芋に含まれている酵素が、一緒に食べた食べ物の消化と腸の栄養吸収を助け、ムキンを含んだグロブリン様タンパク質などが強壮強化をあらわし、基礎体力をつけることで、呼吸器の弱い人もこの効果をえて、強くしてくれます。
山芋の主成分は糖質で、その大部分はでんぷんです。しかし、分解酵素のアミラーゼ、オキシダーゼ、グリコシダーゼなどが、山芋の中に含まれているため腸内の細菌を活性化させ、消化を促進させます。そのうえ山芋のデンプン自体もたいへん消化がよく、一緒に食べた他の食べ物の消化もよくするのです。
山芋の中に含まれているアミラーゼ、オキシダーゼ、グリコシダーゼなどの酵素が、腸内細菌の性状をよくして、腸粘膜の機能を高めるのです。
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