はと麦は、ベトナム原産の一年草で、茎の高さは、1〜1.5メートルにのび、葉は披針形で、細長く先がとがっていて、互生しています。夏、穂のような花を咲かせ、果実は熟すと褐色の楕円形となり、その澱粉は、モチ性でかむと粘ばっこいものです。米と同じイネ科で、米より脂肪やタンパク質が多く、タンパク質のアミノ酸の組成は殻類の中で一番良質です。はと麦は、高タンパク、高脂肪でカロリーも高いのですが、新陳代謝が良いので太る心配はありません。
はと麦はいぼとりの妙薬とされていました。はと麦の新陳代謝と、コイクノライドという成分が腫瘍組織に働きがあるためと思われます。はと麦10〜20グラムを水200ccで煎じ、毎日のみ続けるか、脱殻したはと麦を煮込んで、はと麦がゆなどにして一か月位続けると、いぼが消えてゆくといわれています。
はと麦のすぐれた新陳代謝作用が、体内の老廃物を排泄して、新しい細胞組織を作りますから、にきび、しみ、そばかすを取り、体の内面から肌を整えてくれます。荒れ性やさめ肌にも効用があり、しもやけ、あかぎれにも効きめがあります。
はと麦は、食物繊維も多く、新陳代謝のすぐれた作用で、肥満を防ぎ、脂肪をとり除く作用もあるので、肥り気味の人は常食すると良いでしょう。
はと麦の根をとり、よく洗って乾燥したものを煎じて飲むと、炎症をおさえて痛みをとり、歯痛を柔げるとされています。
はと麦には、良質のタンパク質や脂肪がたっぷり含まれているうえに、カルシウム、鉄、リン、ビタミンB1、B2も豊富なので、常食していると、滋養強壮の効果が上がります。しかし、はと麦は食べすぎても良くありません。一日の使用量を守って、必ず熱を加えて食べるようにしないと、消化吸収の効果が半減してしまいます。
はと麦の繊維質は米よりも多いので、腸活動を活発にし、排便を促します。常食すると良いのですが、妊娠中や生理中はさけなければなりません。
はと麦を常食していると、腎機能が高まるので、利尿を促し、むくみも取ります。
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