レバーは動物の肝臓のことで、食用としては牛や豚の肝臓を使い、仔牛のものがいちばん上等だとされています。レバーはいわば栄養の宝庫で、タンパク質は約二〇%で必須アミン酸のバランスがすぐれています。各種のビタミン含有量の点では、レバーに匹敵する食品はほかにありません。例えば、レバー五〇グラムで成人一日のビタミンA、B2の必要量を十分にまかなうことができるほどです。
レバーのタンパク質はたいへん良質で、体に吸収されると、むだなく血や肉となるスタミナ源です。老化の防止とともに、運動の活力源ともなり、スタミナの増強をし、精力を強くするのに役立ちます。
レバーに含まれているビタミンAは、皮膚や粘膜のビタミンとも言われています。これは、粘液の代謝を円滑にする働きがあるビタミンのひとつで、ビタミンB2、ニコチ酸も皮膚と粘膜のビタミンです。いずれもレバーには含まれているので、体の内外を強くし、肌をきれいにしてくれます。
レバーはビタミンA1、B1、B2、ニコチン酸などが豊富に含まれ、ビタミンの宝庫といってよいほどです。栄養の点からは食肉よりもすぐれた食品ですが、ニオイがあるので、3%の塩水に30分くらいつけて、水をかえながら、もみ洗いをして血抜きをします。
レバーが肝臓病の予防・治療薬として効果的なことはよく知られています。それはレバーに含まれた成分そのものが、全部といっていいほど肝臓に効果的な働きをするからです。
レバーに含まれているビタミンDは「骨のビタミン」とも呼ばれるほど、骨にとっては重要なビタミンです。カルシウムを吸収するのに欠かせないビタミンだからです。血液中のカルシウムとリン酸を、骨に沈着させて骨を丈夫にするので、子供や妊婦、老人にも大切なものです。
レバーに含まれているビタミンは、十二指腸でカルシウムの吸収を促進してくれるので、骨がスカスカになり、腰痛や異常骨折を起こす骨粗しょう症や、骨が柔らかくなる骨軟化症の治療や予防に効果があります。
レバーにはビタミン類が豊富で、体の粘膜を強くしてくれるだけでなく、ビタミンAが視力の低下を防いでくれます。Aが欠乏すると夜盲症になることは、よく知られいます。これはビタミンAが、視覚機能に関する物質だからです。しかし、とり過ぎると併害があります。
レバーにはビタミンB2が含まれています。糖尿病になると、糖分がエネルギーになりにくくなるので、その分脂質からエネルギーを補う必要が出てきますが、病気が進行してくると、脂質もうまくコントロールできなくなるため、脂質の代謝を助けるビタミンB2が重要になるのです。
レバーには強肝剤としての働きがあります。これは含硫アミノ酸の一つでメチオニンが、アルコール性飲料の害から肝臓を守るからで、二日酔いの防止に最適です。
レバーは貧血を防いでくれます。貧血のといわれるもののほとんどは、鉄欠乏性貧血です。これは、血液の成分であるヘモグロビンが不足することによって起こります。このヘモグロビンは、主として鉄とタンパク質から成り立っていますので、体内の鉄分やタンパク質が不足すると貧血になるのです。レバーは鉄分の多い食品なので、貧血を防いでくれます。
レバーには体細胞をつくり出す核酸が含まれています。この核酸は遺伝子の本体で、デオキシリボ核酸とリボ核酸といって必須アミノ酸が必要です。体細胞はこれらの働きで、どんどん作られ、若さを保ってくれます
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