ミカン、ダイダイ、レモンなどを総称して柑橘類といい、その種類は百数十種あるといわれています。夏みかんは、ダイダイ系より出ていて、厚い皮と実の部分をいっしょにして煮、マーマレイドにすることもできます。ビタミンCが多く、果実の味は、糖分と酸味のクエン酸によってほとんど支配されていますが、他にアミノ酸、無機質、フレーバーなど、各種成分がくみ合わさってできています。皮には、ナリンギンという苦みがあります。これはリモネンという成分からなる油と、夏みかん特有のオウラプチンという香気成分などからできています。
夏みかんに含まれているビタミンCは豊富で、しかもその効能を強め助けるビタミンPが多いので、毛細血管は強化され、血液の透過性が抑えられます。シミは主に、毛細血管の破裂によるもので、これらの成分は血管の強化によってそれを防ぎ、同時にもっている漂白作用で、皮膚のシミなどの色素を還元し、色を白くしてくれます。
夏みかんに含まれているビタミンCは、血管の抵抗力を強め、血管を構成している細胞と細胞の結合組織を丈夫にする働きがあります。また夏みかんには、ヘスペリジンというビタミンPが多く含まれ、これは血液が毛細血管から漏れ去るのを防いだり、またビタミンCが酸化されて無効になるのを防いだりします。ヘスペリジンは水溶性ですが、夏みかんは生で取ることができ損失もなく効率がよいので、高血圧の人を始め、動脈硬化の心配のある中高年の人にとって最適の食べ物と言えます。
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