納豆は、大豆をやわらかく煮て、納豆菌を繁殖させて作られたものです。納豆菌は食中毒や雑菌を殺す抗生物質も生みだします。納豆の栄養価の高いことは、原料の大豆成分の優秀さと、納豆菌の力が加えられ、肉や魚にまけない栄養食品です。それに、納豆菌の持つたくさんの酵素も消化を助け、腸内の清掃に役立ち、腸内での異常醗酵を抑制し、下痢を治します。また、納豆菌には、ビタミンB2の合成能力は抜群で、煮豆から納豆に変わる二十時間に十倍以上に増えます。質のよいタンパク質を始め、各種の栄養素がバランス良く整っている納豆は、添加物の必要のない自然食品です。
納豆菌は、ビタミンB2を煮豆の状態から納豆へ移る時に、十倍も増やす力があります。ビタミンB2は、過酸化脂質の生成を阻止分解します。この過酸化脂質は、がん発生の原因の一つとされています。納豆の粘膜に、シピリコン酸という放射性物質を吸着する物質が含まれているという事や、納豆菌中のサビチリスという酵素はがん細胞を溶かすという説もあります。
納豆料理を朝食に一品というのは、栄養的に効果のある取り方といえます。それは、口内炎や口角炎、歯槽膿漏、舌炎など、口の中の病気は、ビタミンB2不足からおこります。納豆にはビタミンB2が多く含まれているので、毎日取っていく方法が一番です。
納豆のネバネバは、胃壁をアルコールの刺激から守ってくれます。そして納豆菌から大量に作り出されるビタミンB2は、アルコールの分解を早める働きをします。お酒を飲んでいる時は、タンパク質の食品を取ると、タンパク質とアルコールを吸収して、胃でアルコールが吸収するスピードを調節し、肝臓でアルコール分解機能を高めます。納豆は納豆菌のタンパク分解酵素で、水に溶けるタンパク質やアミノ酸になっており、アルコールの吸収をコントロールしてくれ、アミノ酸が肝臓のアルコール分解を助けます。
納豆は、繊維を含み、同時にヘミセローズという繊維と同じ活動をする成分も含まれています。これは、納豆菌の作用で分解され、栄養分としても吸収されます。
繊維は栄養成分としては、普通役に立つものでありませんが、胃腸の消化活動を良くして、排便能力を高めます。便秘の解消策として下痢に頼るより、食品中の繊維質に頼る方が、害もなくよいでしょう。
納豆には納豆菌が腸内で盛んにビタミンKをつくり出します。ビタミンKが不足すると、血液の固まる働きが悪くなり、出血が止まらなくなったり、皮下出血をおこしたりします。この病気は母乳栄養児や大豆乳の子供に起こります。
母乳を、粉ミルクにすれば、ビタミンK不足は解消しますが、これを予防するには、母乳を与えている母親が納豆を食べることです。母乳中のビタミンKが増加して不足を解消してくれます。母乳栄養を行っているお母さんは、努めて納豆を食べると良いでしょう。
納豆菌には、ヂアスターゼ、トリプシン、ペプシン、アミラーゼなどのタンパク質、糖質、脂肪の三大栄養素を分解する酵素が含まれているので、納豆だけでなく、一緒に食べた他の食物の消化も良くしてくれるので、胃の働きの弱い人にも向いています。
納豆の成分のビタミンB2は、リボフラビンとも呼ばれますがタンパク質と結合して酸化還元酵素に関係し、生命を維持すのに大切なビタミンです。糖質、タンパン質、脂肪などが体内でエネルギー源として燃焼して代謝する時に、なくてはならないものです。
納豆に含まれているビタミンB2は、いろいろな生体組織の再生にも作用して、視力回復にも効果がありますが、粘膜の正常な働きを助けて、結膜炎や角膜炎を治療します。
納豆は、食塩を加えておらず、食べる時も少量なので、高血圧の人には良い食品です。またコレステロールもほとんど含んでおらず、リノール酸が体内のコレステロールを低下させ、ビタミンEが脳血管障害や心筋梗塞の原因になるアテローム性(粥状)動脈硬化症に対して有効に働きます。納豆はバランスの良いタンパク質とビタミン類、リノール酸を多く含んだ健康食品です。
納豆に含まれているビタミンB2は、成長促進になくてはならない物質であることは、母親にビタミンB2不足がある時、子供に成長障害が生じたり、胎児の骨形成に異常が見られたり、新生児の先天性奇形が起きたりする事からもわかります。母乳を飲ませている妊娠中の女性はもちろん、発育盛りの子供に、栄養価の高い納豆料理をたくさん取る事をおすすめします。
納豆は、ビタミンB1を摂取しやすい食品ですから、ビタミンB1不足にみられる傾向の疲れが取れず、体がだるくて気力がない人にはとても良い食品です。ビタミンB1は、玄米に豊富にありますが、水溶性ですので、洗い流され、炊く時にも減り、でき上がった時には、半減しています。ですから、納豆はそのまま食べられるので摂取しやすい食品といえます。
納豆は、デンプンや糖は少しですが、タンパク質と植物性脂肪が豊富である上、不消化の繊維や多糖類が多いので、満腹感があります。ビタミンB2は、脂肪を燃やしてエネルギーになり、植物性脂肪のリノール酸はコレステロール低下作用があり、血管内、付着しているコレステロールも取り去りますので、肥満を防止する役割は十分果たす食品です。タンパク質が豊富という栄養価から見ても、体力を失う恐れはないので美容上肥りたくない人にも、健康的にやせられる食品といえます。
納豆には、皮膚を美しく保つための、植物性のタンパク質と脂肪、ビタミン、ミネラルなどがバランス良くそろっています。ビタミンB2は、美容ビタミンと言われ、皮膚の色やつやを良くし、肌あれをなおします。
貧血をなおすには、栄養をつけて、血液をふやす事が基本です。それには、鉄やミネラル、良質のタンパク質、それに、ビタミンB12という造血ビタミンをそろえている納豆は理想的です。
納豆には、ビタミンB2と共にビタミンEも含まれています。それぞれ過酸化脂質の生成を阻止したり分解します。過酸化脂肪はリノール酸が酸化して作られる物質で、私達の体の細胞を老化させてしまいます。ビタミンB2とビタミンEは、老化を防ぎ、若返りに貢献してくれるるのです。
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