とうもろこしは天正年間に、ポルトガル人によって伝えられ、病虫害にも強いというその丈夫な性質は、荒地でも作られました。戦中戦後の食糧不足の時代には、とうもろこしは大切な食料の一つでした。栽培しやすく、収穫量も多いとうもろこしは、実から茎や葉にいたるまで捨てる部分のない、非常に有用な作物です。利用度も広く、実は食料や飼料を始め、でんぷん、ブドウ糖、菓子、ペンキ、せっけん、サラダ油、酒などに、また穂軸は紙、人絹、寝具の充てん物、燃料にそして皮は肥料に、葉や茎の汁液も壁板やコーンパイプ等の建築用資材に用いられるなど、まさに用途は様々です。
とうもろこしの毛を、2〜3日日干しにして、1日5〜10グラムを200ミリリットルの水で半分の量になるまで煎じ、3回に分けて食後に飲みます。むくみが取れ、急性腎炎や脚気、膀胱炎、尿道結石などに効きめがあります。
とうもろこしの乾燥した毛を黒焼きにして飯粒とよく練り、すりつぶした物を傷口にはると良いとされています。
とうもろこしの実を5〜6粒煎じて飲むと吐き気止めになると言われています。
とうもろこしの乾燥した毛を300グラム、豚の膵臓を1個に、水を3杯加え弱火で煮つめてできたスープを常用すれば、尿中の糖がなくなり糖尿病に効果を示します。
とうもろこしの胚芽部分にはリノール酸が含まれており、これには血中のコレステロールを低下する作用があるとされています。血管系の脳卒中や動脈硬化の予防に利用すると良いでしょう。
とうもろこしに含まれているカロチンは少量ですが、ビタミンAの代わりとなるゼアキサンチン、ホルデニン、ゼアサポゲニンなどが含まれています。これらはビタミンAと同じ作用をし、のどの粘膜を保護し風邪などにかかりにくくします。
とうもろこしには、繊維が1.1グラム含まれています。繊維は、腸の働きを活発にして便秘を解消します。
とうもろこしの芯を乾燥し、煎じて飲むと利尿効果があるばかりでなく、胃痛を治すと言われています。
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