つるむらさきは江戸時代前期に観賞用や染料として使われていましたが、スリランカでは二〇〇〇年も前から健康維持食に欠かせない野菜として食用にされてきたのです。日本で、観賞用の植物から、健康野菜として認められるようになったのは、昭和四〇年頃からです。旺盛な生命力でどんどん伸びる茎と、厚くなめらかな葉、黒紫色の実はじつに美しいものです。
つるむらさきに含まれているビタミンEは「若返りのビタミン」などと異名を取るビタミンです。つるむらさきはこのビタミンEが多く、カリウムも含んでいます。これらは血液の流れを良くしたり、カリウムの働きで塩分を排除し動脈硬化を予防します。
つるむらさきにはカルシウム、カリウムが非常に多く、リン、ナトリウム、鉄、亜鉛などのミネラルや、ビタミンA、ビタミンEも豊富に含まれています。そして、生でサラダにして食べられます。
つるむらさきには、貧血の人に必要な鉄と、その吸収を助ける銅やマンガンも含まれているので、貧血の防止や治療に役立ちます。また葉を食べつくしたら、茎を刻み、天日で乾かし、つるむらさき茶にすると、貧血には、タンニンを含まない優れた薬草として活用できます。
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