たまねぎは、保存がきき年間を通して世界中で食べられています。炒めたり煮こんだりすると甘みが出て料理の味を引き立てます。強いアルカリ性食品なので、肉、卵、牛乳などの動物性タンパク質の食事に片寄りがちの人の、酸性体質を中和してくれます。切ると強い刺激臭を発するので、目や鼻がツ―ンとします。こらは、二硫化プロピルアリルと硫化アリルの混合物によるもので、強い抗菌作用を持っています。また、消化液の分泌を促し、ビタミンB1の吸収をよくして、疲労を回復させ、スタミナをつけます。
たまねぎの表皮を細かく刻み、粉末にして飲むと風邪に効きます。また、たまねぎを細かく刻んで、薄味の汁の実にし、熱したものにおろしたひねしょうがを混ぜて飲みます。発汗を促し熱を下げる発汗療法により風邪を治します。
たまねぎの表皮を細かく刻み、粉末にして飲むと湿疹に効きます。
じんましんを治すには、風邪の発汗療法と同じ方法でたまねぎを用います。毒素の発散によって、一時的にひどくかゆくなりますが、それは効いてきてる証拠といえます。
たまねぎをせき止めの作用があるひねしょうが、にんにく、らっきょう、ニラ、ノビルとともにすりおろし、そのしぼり汁を、咽を中心に温湿布します。かぶれやすい人は、湯でうすめるか、オイルをうすく塗った上から温湿布すると、肌に刺激がありません。
たまねぎの臭いの元であるアイリンは、酵素が作用するとアリシンとなります。アリシンは、腸では一定の濃度しか吸収しないビタミンB1を、10〜20倍も吸収しやすくしてくれます。アリシンを多く含んだたまねぎなどを、B1を含んだ食物とともに食べると、B1をより多く摂取することができます。
たまねぎの生汁を脱脂綿に浸し、円形脱毛症の患部によくすりこみます。根気良く、2〜3ヶ月は続けないと効果がありません。
脚気にならないようにするには、玄米食とともに、たまねぎもとるようにします。同時に大小の便通をよくする事も必要です。
みかんなどの柑橘類の果皮を煎じた液で患部を温め、少しふやけたところに、たまねぎの生汁をぬります。水虫をはじめ、たむし、ぜにたむし、また、しらくもにもよく効きます。
たまねぎ、にんにく、らっきょう、ねぎの白い部分をすりつぶしたものに、おろしたじゃがいもを加え、さらにこれを小麦粉と卵白で練ります。あとは練ったものを布に延ばし、湿布するだけです。はれと痛みが取れたら、今度はたまねぎとにんにくの汁に小麦粉を加えたものを温湿布しておけばよいでしょう。
たまねぎのりん茎を生のまま刻み、醤油などをつけて空腹時にたべると、回虫やぎょう虫、十二指腸虫の虫下しに効きます。また、丸ごと焼いて、やはり空腹時に食べると、虫下しに効きます。
たまねぎの黄色の表皮部分にはクエルセチンが含まれていますが、それは血管を丈夫にするので、高血圧、肩こり、不眠症に、煎じて飲むと効果があります。
たまねぎの、生でにおいの強いところが便秘によく効きます。サラダなどで、うす切りにして食べると良いでしょう。
たまねぎの表皮を細かく刻み、粉末にして飲むと喘息(ぜんそく)に効きます。
たまねぎの生汁を脱脂綿に浸して扁桃にぬります。あるいは、むし焼きにしてから、つぶして蜂蜜でねったものを、しゃぶるのも良いですが、これを水で薄めて、生汁のように扁桃にぬってもよいでしょう。
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