里芋の原産地はインド周辺といわれています。里芋にはぬめりがあるのが特徴ですが、これはタンパク質と多糖類が結合したもので、うすい食塩水に溶けます。また、このぬめりの中にはルチンという酵素が含まれており、この酵素は、体内に入ると、グルクロン酸という肝臓の解毒作用を助ける働きをする成分をつくり出します。ですから調理する時、ぬめりを取ってしまうのは有効成分をすててしまっていることになります。また、このぬめりをさわると、手がかゆくなったりしますが、アンモニア水か石けんで洗い流すと治ります。
里芋のしっぷを患部にあてるといろいろな症状に効きます。肺炎にかかった場合、応急処置として胸に、しっぷを暖め、温湿布にして貼りつけると当座は効きます。
里芋は解毒作用と、熱をさます冷却作用があります。里芋のしっぷを患部にあてるといろいろな症状に効きます。例えば、うちみ、ねんざ、歯痛などには、里芋のしっぷをつくる時、しょうがではなく、酢を少々加えてねり合わせます。それを患部にはり、乾いてきたら、新しいものに取りかえるようにします。
その他、里芋を食べると便通を促したり、里芋のぬめりには、老化を防止する作用もあります。下痢をした場合は、乾燥させた芋茎を煎じて飲んだり、毒虫刺されの応急処置には、芋茎の汁を患部にぬると効果的です。
高血圧の人の場合、足の裏がほてるという症状がおきます。このような場合、里芋のしっぷがよく効きます。このしっぷのつくり方は、まず皮を厚めにむきすりおろします。これに同量に小麦粉とおろししょうがを混ぜます。これを、布、紙などにのばしつけ、ガーゼなどでくるんでから土踏まずの上に貼ります。そして、毎晩ねる前にはり、毎日新しいものをつけるようにします。これを一週間から10日つづけると、足の裏のほてりが消え、血圧も30ミリ水銀柱ほど下がってきます。
血圧が高い時は、このしっぷをはがす時ひどい悪臭がします。これは体内の毒素が吸収され排出されている臭いで、血圧が下がり、毒素がなくなると消えます。
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