さつまいもの原産地は、メキシコから南アメリカにかけてのあたりです。日本は世界的にもさつまいも栽培がさかんで、10アールあたりのさつまいもの生産量が世界一という記録も生まれています。さつまいもの成分は、水分が、七五%、炭水化物二〇%と、その主成分はデンプン質です。そのほかカルシウム、リン、ビタミンB1、B2、Cが含まれており、黄色が濃いものほどカロチンも豊富です。
小児が異物を飲みこんでしまった場合、あまり小さな物でなく、また危険物でなければ、ふかしたさつまいもを多量に食べさせると害なく排出できます。さつまいもの繊維質が胃の中で異物を包み込み、排泄させるようにするからです。他にさつまいもを食べすぎて、どうも胸やけを起こすという人は、ふかしたものに塩をつけ、皮を食べるようにするとだいじょうぶです。
さつまいもは非常に繊維質が多い食品です。この繊維質は消化されにくいので、胃、腸の壁を刺激して、腸のぜん動運動を促し、胃、腸の働きを活発にして便通を整えます。さつまいもの糖分の中には、身体に有効な各種の酵素も発見されていますので、便秘症の人にはもちろん、病気にかかりやすい虚弱体質の人にもよく作用します。さつまいもの栄養分は、皮にも多く含まれていますので、そのまま、そっくり食べた方が身体のためには良いといえます。
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