玄米とは米のもみ殻を取っただけのもので、外側から果皮、種皮、糊粉層、胚乳、胚芽の順におおわれており、果皮はとても丈夫な膜で玄米を保護しています。玄米にはビタミンB1、B2、B6、ナイアシンなどのB群、脂肪の一種であるリノール酸、ビタミンEなどが豊富に含まれているのです。玄米は圧力鍋で炊くのが一番おいしく、うまくいく方法です。普通の厚手なべで炊く場合は、白米よりも水を三割ぐらい多くし、蒸らす時間も10分ほど余計にします。電気釜なら、蒸らし終わった後でもう一度水を加えて二度炊きするとおいしくできあがります。水は、最初は玄米の1.5倍、二度目は玄米と同量に入れて炊きます。
脚気はビタミンB1の欠乏から引き起こりますが、玄米を主食にしていれば、脚気とは無縁でいられるとされます。最近は添加物の多い食品のため、ビタミンB1不足による脚気が復活してきますから、その予防に玄米食は有効といえます。
玄米の膜の部分、ぬか質は脂質に富んでいます。米ぬか油などに使われるこの脂肪は、リノール酸が豊富に含まれています。リノール酸は、血液中の余分なコレステロールを減らすので動脈硬化などに効果を発揮します。またリノール酸は細胞内に余分な水分などが入りこむのを防ぎ、身体の代謝を高めるので、肥満で悩む人の減量食ともなります。
ビタミンB1が不足すると、乳酸やピルビン酸などの疲労を促進する成分が体内に蓄積されてきます。身体が疲れやすく、無気力な時など、ビタミンB1は有効な働きをします。いつもタフでいるためには白米よりも玄米を常食すれば良いのです。
白米に比べて玄米の方が消化が悪いということは、かえって体にはよい作用となっているといえます。消化が悪いのは繊維質が原因で、このため腸内ですぐ吸収されず腸壁を刺激して腸の運動を活発にします。そのため便秘の予防になり、有害物を腸の外に追い出す働きもします。
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