自然に生えているきくらげは、その木によって効用が少々異なります。桑の木に生えるものが多いのですが、それは更年期障害のような婦人病に、またザクロの木に生えたものは肺結核によく、さらにエンジュの木のものは、血圧を下げ、痔に効くといわれています。特に四川の老木にはえたシロきくらげが肺結核によく効き、強壮の効果が著しいとされています。
きくらげは中国では古くから強壮食品としてたいそう珍重されてきました。くろきくらげとしろきくらげの二種類があり、しろきくらげはもっぱら金持ちの長老の宴会料理などに使われていたのです。きくらげの成分はその七割以上がカルシウム、一割が植物性タンパク質という、まさに有効成分のかたまりというべき食品です。また、きくらげには、植物繊維の一つであるNDF(中性界面活性剤繊維)が大変多く含まれていることがわかりました。このNDFは、体内で水分を吸収して、有害な物質の排水を促進し、コレステロールが体内に吸収されるのを防ぐ働きがあり、動脈硬化などの予防に効果的です。
きくらげの成分中、ほとんどを占める植物性膠質には、驚くほどの止血作用があります。血管から流れ出た血液をすばやく凝血させる働きは、胃潰瘍、痔などの止血に大変効果があり、速効性があるので、昔から特効薬とされてきました。
ぬるぬるの植物性タンパク質と、100グラムあたり180ミリグラム〜240ミリグラムも含まれているカルシウムが抜群の効きめを発揮します。これらがホルモンの働きを盛んにするので強壮の効果を生みます。また、美肌効果もあり老化防止に役立ちます。
きくらげに含まれる植物繊維(NDF)が血液全体のコレステロールを減少させ、たまり過ぎた悪玉コレステロールを流し出し、善玉コレステロールを増加させる働きをします。摂れば摂るほど健康によいといえるでしょう。
きくらげは貧血や更年期障害、こしけなどの妙薬といわれており、ホルモンの働きを良くし、女性機能を健全にする働きがあります。きくらげはくせがないので中華料理ばかりでなく、酢の物、白あえ、クリーム煮、ワイン蒸しなどにもよく合いますから、日常の食事にも積極的にとり入れていきましょう。
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